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【トラリピ】初心者必見!100万円で安全に始める豪ドル円(AUD/JPY)

【トラリピ】初心者必見!100万円で始める豪ドル円(AUD/JPY)

こんにちは、辺野もへじです。

今回は豪ドル円(AUD/JPY)に焦点を当ててみたいと思います。

私が豪ドル円100万円で運用するとすれば、どのような設定にするか、ご紹介させていただきます。

リスクを考慮した設定となっておりますので、皆様の参考にしていただければと思います。

豪ドルの特徴

オーストラリアドルは資源国通貨の代表格

オーストラリアは鉄鉱石や石炭など豊富な資源を持ち、全輸出の5割以上を鉱物資源が占めていることから、オーストラリアドル(以下、豪ドル)は資源国通貨という側面を持っています。

中国を最大の貿易相手としており、輸出全体の30%以上が中国向けです。そのため、豪ドルは原油・金・鉄鉱石などの商品価格や、中国の要因の影響を受けやすいという特徴があります。

マネースクエアHPより引用
辺野もへじ

中国は世界的に大きな影響を及ぼしますが、特に豪ドルを資産運用に採用する際は中国の動向も注視しましょう。

豪ドル円(AUD/JPY)の値動き

次に豪ドル円の値動きを確認していきましょう。

豪ドル20年の値動き

チャートの見た目通り、豪ドル円は高低差が広い通貨ペアです。

直近4年間の高低差の平均値では英ポンド円(GBP/JPY)とユーロ円(EUR/JPY)に次いで高低差が広い結果となっています。

特にコロナが猛威を振るい始めた2020年は、中国がコロナの渦中にありました。その影響で豪ドルの高低差は、激しい値動きの代名詞である英ポンドに次ぐ2位でした。

トラリピに大切な3要素
  1. 総推移:大きいほど利益が出しやすい
  2. 高低差:狭いほど資金効率が良い
  3. 通貨の価格:安いほど資金効率が良い

②高低差においては、他の通貨と比べて差が広いので、やや資金効率が悪いということを示しています。

では①総推移③通貨の価格はどうでしょうか?

①総推移においては3位ですが、1円あたりに換算すると、他の6通貨と比べて最も悪いことがわかります。

③通貨の価格においては他の6通貨と比べてNZドルに次いで安いことがわかります。

総推移に対して高低差が広いため、1円あたりの総推移、つまりは資金効率があまり良くない結果となっております。

とりわけ大荒れの2020年は上下に激しく動いたこともあり、1円あたりの総推移はダントツのワーストでした。

円ペアにおける豪ドル(4年平均)

6通貨のうち

  • 総推移:3位
  • 総推移/円:6位
  • 高低差:3位
  • 通貨の価格:2位

【メリット】

  • 通貨の価格が安いの買いやすい
  • 総推移がそこそこあるので、利益が発生しやすい

【デメリット】

  • 高低差が大きいため、資金効率が悪い
  • 高低差が大きいため、リスク管理が難しい
辺野もへじ

以上のことから、初心者が最初に手を出すのは難しい通貨ペアと言えるでしょう。

豪ドル円(AUD/JPY)のトラリピ設定

高低差が大きいため、トラリピを仕掛けた範囲から出てしまう可能性があります。

そのため、個人的な見解としては、トラリピよりも裁量トレード向きの通貨ペアであると考えております。

あまり良いことを書けませんでしたが、総推移はそこそこあり、英ポンドよりは高低差が狭いため、十分なリスク管理をしつつ、総推移を狙うことも悪くはないでしょう。

そのことを踏まえた上で豪ドル円のトラリピ設定を考えていきます。

まず最初に考えるのはロスカットラインです。

私はだいたい過去20年の値動きを基にロスカットラインを決めます。

過去20年の豪ドル円

過去20年 最高値

過去20年間の最高値

107.870円(2007年10月)

過去20年 最安値

過去20年間の最安値

55.050円(2008年10月)

過去10年の豪ドル円

過去10年 最高値

過去10年間の最高値

105.370円(2013年4月)

過去10年 最安値

過去10年間の最安値

59.815円(2020年3月)

12、3年前のリーマンショック前後の最高値、最安値を直近10年の期間で迫る勢いなのは、豪ドル円らしいと言えます。

トラリピ設定

基本的に高低差が大きいので、ハーフ&ハーフで設定をします。

過去の値動きから中心を80円に設定。

上下に10円の範囲でハーフ&ハーフを設定しました。

買いトラリピ:70円~80円

売りトラリピ:80円~90円

ロスカットレートは過去の最高値107.870円最安値55.050円を意識

買いロスカットライン:50円

売りロスカットライン:110円

後はマネースクエアの運用試算表で仕掛けられる本数を算出するだけです。

豪ドル円(AUD/JPY)設定

資金:100万円

【買いトラリピ】

範囲:70円~80円

注文本数:37本

1本あたり通貨:0.1万通貨

利益幅:500円

ロスカット:49.957円

【売りトラリピ】

範囲:80円~90円

注文本数:34本

1本あたり通貨:0.1万通貨

利益幅:500円

ロスカット:110.012円

シミュレーション

最後にシミュレーションをしてみます。

2018年1月~2021年1月
シミュレーション結果(37か月)

元本:100万円

利益:310,529円

平均不労所得:8,393円/月

       100,716円/年

月利換算:0.8%

年利換算:10%

トラリピやトライオートを運用していると、感覚が麻痺してしまいますが、年利10%は立派な結果です。

しかし、私の母が実施しているカナダドル円のシミュレーション結果と比べると少し見劣りしてしまいますね。

まとめ

今回、豪ドル円をトラリピで設定するにあたり、いろいろと検討しました。

ただ正直、豪ドル円は初心者の方にはあまりおすすめできない通貨ペアと言えるかもしれません。

100万円という限られた資金で運用するには、資金効率が悪いようです。

今後、他の通貨ペアもご紹介していく予定ですので、参考にしていただければと思います。

それではまた。

トラリピについての記事はこちら

当ページに掲載している情報については、その正確性・安全性等を保証するものではなく、あくまでも参考情報の提供のみを目的としており、特定の通貨の購入・売却を勧誘するものではなく、また取引の安全性を保証するものではありません。

投資・売買に関する最終決定はご自身で判断いただきますようお願いいたします。