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【トラリピ】初心者必見!100万円で安全に始めるニュージーランドドル円(NZD/JPY)

【トラリピ】初心者必見!100万円で安全に始めるニュージーランドドル円(NZD/JPY)

こんにちは、辺野もへじです。

今回はニュージーランドドル円(NZD/JPY)に焦点を当ててみたいと思います。

私がNZドル円100万円で運用するとすれば、どのような設定にするか、ご紹介させていただきます。

可能な限りリスクを考慮した設定となっておりますので、皆様の参考にしていただければと思います。

ニュージーランドドルの特徴

オーストラリアと中国経済の影響を受けやすい通貨

ニュージーランド経済は貿易依存度(輸出+輸入)が高く、GDPの約70%を占めています。

最大の輸出先は2013年にオーストラリアから中国へと変わり、輸出全体の2割強が中国向けとなっています。そのため、ニュージーランド経済は中国経済の動向に大きな影響を受けます。

酪農業が主要輸出産業であり、全輸出の3割弱を酪農製品が占めています。乳製品価格の下落などを背景に、ニュージーランドでは2015年以降、利下げが繰り返し行われてきました。

NZドルは投資家リスク意識の変化を反映しやすいという特徴もあります。

株高などでリスクオンになればNZドルにとってプラス材料になる一方、リスクオフはNZドルにとってマイナス材料になりますので、注意が必要です。

マネースクエアHPより引用
辺野もへじ

中国の動向に注意するのははもちろんですが、

RBNZ(ニュージーランド準備銀行)の金融政策もNZドルに大きな影響を与えますので、目を向けておきましょう。

NZドル円の値動き

次にNZドルの値動きについてトラリピに大切な3要素を中心に確認していきましょう。

トラリピに大切な3要素
  1. 総推移:大きいほど利益が出しやすい
  2. 高低差:狭いほど資金効率が良い
  3. 通貨の価格:安いほど資金効率が良い
 NZドル円 20年値動き

①総推移

直近4年間の単純な総推移は6通貨中4位。

資金効率の良さを表す1円あたりの総推移も4位となっております。

②高低差

高低差の狭さは米ドル、カナダドルに次いで3位。

③通貨の価格

必要資金量を表す通貨の価格は最も安い1位となっております。

【メリット】

  • 通貨の価格が安いので、始めやすい
  • 他通貨と比較して多くの注文が可能
  • 高低差・総推移ともに悪くはない

【デメリット】

  • 始めやすい通貨だが、安値圏に目配りは必要
  • 総推移は悪くもないが、良くもない

NZドル円(NZD/JPY)のトラリピ設定

新興国通貨を除き、トラリピで取引可能な円とのペアとしては、一番安価で資金量を必要としません。

そのため、比較的始めやすく、初心者向けの通貨ペアと言えるでしょう。

そんなNZドル円のトラリピ設定を考える上で、まずは過去の20年と10年の最高値と最安値を確認します。

過去20年のNZドル円

過去20年間の最高値

97.780円(2007年7月)

過去20年間の最安値

44.250円(2009年2月)

過去10年のNZドル円

過去10年間の最高値

93.990円(2014年12月)

過去10年間の最安値

54.880円(2011年3月)

辺野もへじ

リスクオンで買われるNZドルとリスクオフで買われる円と対照的な特徴があります。

そのためリーマンショックなどの不安定な相場になると、一気にNZドル円が安値圏に突入する傾向があるので、注意が必要です。

NZドル円は安値圏を注意すべき通貨ペアと考えております。

40円台を常に注意する必要はありませんが、金融不安が重なるとあり得ることは頭の片隅に入れておきましょう。

トラリピ設定

安定のハーフ&ハーフ戦略を採用します。

リーマンショック前後は特殊と考え、すべての値動きを取りにはいきません。

だいたいの値動きを覆う範囲にトラリピを仕掛けます。

買いトラリピ:60円~75円

売りトラリピ:75円~90円

買いロスカットライン:49.887円

売りロスカットライン:100.238円

基本的に日本とニュージーランドでは経済力に差があるので、高値の100円を超えることはあまり考えられません。

逆に現在はコロナの影響もあり、先行きが不透明です。

もしもリーマンショックの時のように、世界経済が総崩れするようなことがあれば、ロスカットラインの50円を割ることも考えられます。

その際は30万円ほど入金すれば、ロスカットラインを過去20年間の最安値44.250円以下に移動させることができます。

緊急時のロスカット回避策は事前に想定しておきましょう。

NZドル円(NZD/JPY)設定

資金:100万円

【買いトラリピ】

範囲:60円~75円

注文本数:51本

1本あたり通貨:0.1万通貨

利益幅:500円

ロスカット:49.887円

【売りトラリピ】

範囲:75円~90円

注文本数:46本

1本あたり通貨:0.1万通貨

利益幅:500円

ロスカット:100.238円

シミュレーション

シミュレーション結果(37か月)

元本:100万円

利益:302,752円

平均不労所得:8,182円/月

       98,190円/年

月利換算:0.8%

年利換算:9.8%

シミュレーション結果を見ると、他通貨ペアと比べて微妙な結果となりました。

他にもいろいろな設定で試してみましたが、だいたいこれくらいの利益でした。

ただ投資は年利4、5%が相場なので、それと比べれば上出来の結果です。

ニュージーランドドル円まとめ

今回はNZドル円を検討してみました。

通常の投資と比べて、利率は高いとはいえ、トラリピであえてNZドル円を選ぶ理由はない、というのが正直な感想です。

もっと攻めた設定や効率の良い設定があるかもしれませんが、オーソドックスに運用するとこのような結果となります。

皆様の投資先を選ぶ際の参考にしていただければと思います。

それではまた。

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