トライオートETF

【トライオートETF】誤解注意!ETFの株式分割について

【トライオートETF】誤解注意!ETFの株式分割について

こんにちは、辺野もへじです。

今回はETFの株式分割について誤解しやすい点を解説いたします。

私はトライオートETFでTQQQを運用しており、直近では2021年1月21日に株式分割が発生しました。

TQQQはNASDAQ100を基にしている関係で上昇傾向が強いため、株式分割は珍しくありません。

当時もそうでしたが、時折SNS上で株式分割について誤解されている方が見受けられますので、注意喚起の記事になります。

辺野もへじ

誤解によって意図しない設定をしてしまい、機会損失を被る可能性があります。

今のうちに認識を正しておきましょう。

株式分割とは

分割

ETFは取引の利便性を考慮し100ドル前後での取引が前提となっています。

ETFにおける分割とは株式の分割同様、既に発行されている株式を、1株を2株、3株などに分割することを指します。

価格は分割した割合によって調整され、理論上資産価値には影響はありません。

例えば、株価が1,000円の株式が1:2の株式分割(1株を2株に分割)をした場合、分割後の保有株数は2倍になりますが、理論上、1株の株価は500円となります。

インヴァスト証券より引用

以上の理由から、TQQQは直近2021年1月21日の1:2分割以前にも、2018年5月23日に1:3分割がありました。

単純に表すと、今回の場合は1口200ドルが2口100ドルに分割されたことになります。

そのため、分割時に建玉を保有していたとしても、資産価値は変わりません。

分割前
分割後

2021年1月21日の株式分割は1:2分割なので、TQQQの1口価格がちょうど半分になっています。

200ドル→100ドル

分割前に200ドルの建玉を1口保有していた場合、

分割後は100ドルの建玉を2口保有している状態になります。

株式分割の誤解とNG行動

①資金効率が上がる×

資金効率は上がりません。

あくまで1口が買いやすくなるだけです。

【分割前】

200ドル×1口が10%上昇した場合

200ドル×1口×110%=220ドル

【1:2分割後】

100ドル×2口が10%上昇した場合

100ドル×2口×110%=220ドル

1口200ドル必要だったのが、1口100ドルになり新規で買いやすくなっただけです。

1口の価値が半減しているだけなので、分割前と同じ価値にするには2口必要になります。

②安値になった×

表示される数字が変わっただけです。

安値になったと勘違いされる方がいますが、何も変わっていません。

TQQQの場合(2021年5月14日現在)

NASDAQ100指数:13,393.12=TQQQ:97.06ドル

仮に1:2分割されたとすると

NASDAQ100指数:13,393.12=TQQQ:48.53ドル

連動するNASDAQ100は何も変わっておらず、TQQQの価格表示だけが変わっただけなので、何も変わりません。

どちらの場合もNASDAQ100指数13,393.12の時に購入したことになります。

③利確幅を維持・広げる×

分割後に利確幅を維持・広げると成立しづらくなります。

TQQQはNASDAQ100の3倍の%で値動きするETFです。

単純化するために分割前を100ドル/口、分割後を50ドル/口として考えます。

NASDAQ100が2%上昇した場合、TQQQは6%上昇する

分割前:100ドル×1口が6%上昇→106ドル《6ドル上昇》

分割後:50ドル×2口が6%上昇→53ドル×2口=106ドル《3ドル上昇×2》

つまり分割前に6ドルの利確幅で設定していた場合、1:2分割後は利確幅を半分にしないと同じ結果にはなりません。

2021年1月21日の1:2分割当時、利確幅を維持・広げた結果、なかなか利確しないと嘆かれていた方がちらほら見受けられました。

%を掛ける価格が半分になったので、当然です。

分割に伴い変動価格も減少します。

もし1:2分割時に現設定を継続したいのであれば、利確幅を分割前の半分にする必要があります。

例:分割前に利確幅6ドルに設定していた場合、利確幅3ドルに設定。

総括

株式分割の誤解とNG行動

①資金効率が上がる×

→資金効率は変わらない

②安値になった×

→安値になっていない。表示される数字が変わっただけ。

③利確幅を維持・広げる×

→利確しづらくなる。%が掛かる価格が小さくなるので、変動価格も減少する。

ETFに慣れた人であれば常識かもしれませんが、もし誤解している点があれば、今のうちに認識を正しておきましょう。

TQQQが上昇し続ければ、いずれ株式分割が来る可能性が高いので、その時に目の前の数字に惑わされないようにしましょう。

それではまた。

当ページに掲載している情報については、その正確性・安全性等を保証するものではなく、あくまでも参考情報の提供のみを目的としており、特定の商品の購入・売却を勧誘するものではなく、また取引の安全性を保証するものではありません。

投資・売買に関する最終決定はご自身で判断いただきますようお願いいたします。