
【小説の書き方】どうしても長編小説が書けない小説家志望者へ【提案】
長編小説を書いて、新人賞に応募したい!
だけど、なかなか筆が進まない!
そんな小説家志望の方へ提案があります。
こんにちは、辺野もへじです。
私も小説家を目指し日々長編小説を書いてます。大手出版社の新人賞に応募し、いちおう拾い上げの声を掛けていただいています。(まだデビューしていません笑)ちなみにペンネームは違います。
そんな私が長編をスムーズに書けるようになった考え方をご紹介します。
偉そうに助言するつもりはないので、あくまで参考までに読んでいただければと思います。
結論 連作中編という書き方
なんだ、そんなことかよ!と侮ることなかれ。
なかなか書ききれない主な理由は“ゴールが見えない”ではありませんか?
大体の新人賞の応募規定として40文字×40行の90~130枚です。
いざ執筆に取り組んだものの、書けども書けどもまだ10枚。100枚はまだ遥か彼方。
せっかく思いついた最高のクライマックスにいつ辿り着けるのだろう。
そんな風に絶望に苛まれ、諦めてしまっているのではないでしょうか?
それを回避するための考え方が連作中編です。
実践方法
例として100枚を目安として考えます。
これを二分割、もしくは三分割します。
- 二分割:100→50+50
- 三分割:100→34+33+33
二分割だったら、2つの繋がった話
三分割だったら、3つの繋がった話
それさえ考えられれば1つの話を100枚書くよりも断然気持ちが楽です。
三分割の場合、10枚書けば、すでに1話の三分の一。20枚書けば、三分の二で1話の終わりはもう目の前です。
1話が書き終われば、束の間の達成感も得られます。
また話として完成しているので、1話完成の時点で友達に読んでもらい、感想をもらうことも可能です。
小さな達成感とフィードバックを積み重ねることで、モチベーションを維持した状態となり、100枚書き切れる可能性が高まります。
副次効果
分割することによる副次効果として
- 物語が間延びせず、テンポが良くなる
- 捻りの効いた展開が生まれやすい
- 第1部:主人公が犯人Aを特定する。真相①が判明。一件落着。
- 第2部:主人公が犯人Bによって窮地に立たされた時、犯人Aが主人公を助ける。真相①は犯人Aが犯人Bを炙り出す作戦だった。真相②が判明。
これまで長編が書けなかった人は第1部のネタだけで薄く引き伸ばして100枚を書こうとしていたので、苦しかったのではないでしょうか?
強制的に2つもしくは3つの話を作ることで、必然的に話を詰め込まざるを得なくなります。
そのため枚数稼ぎのための間延びした描写を入れる必要がなくなります。
長編小説が書けないという方は試してみてはいかがでしょうか?