
【トラリピ】初心者必見!100万円で安全に始める英ポンド円(GBP/JPY)
こんにちは、辺野もへじです。
今回は英ポンド円(GBP/JPY)に焦点を当ててみたいと思います。
私が英ポンド円を100万円で運用するとすれば、どのような設定にするか、ご紹介させていただきます。

可能な限りリスクを考慮した設定となっておりますので、皆様の参考にしていただければと思います。
英ポンドの特徴
世界で4番目に取引量の多い、かつての基軸通貨
大英帝国時代から第二次世界大戦直後までは世界の基軸通貨でしたが、その後の英国経済の衰退とともに、基軸通貨の地位を米ドルに取って代わられました。それでも、世界で4番目に取引量の多い国際通貨として取引されています。
BOE(イングランド銀行、英中銀)が紙幣を発券、政策金利のコントロールを行っており、多数の国々の中銀の集合体であるECB(欧州中央銀行)に比べて、機動的な金融政策を採れるといわれています。
英ポンドは米ドルやユーロに比べれば流通量が少ないために投機の対象になりやすく、1単位あたりの円価格も大きいため、値動きが激しくなり易いといわれています。
マネースクエアHPより引用

英ポンドは値動きが激しい通貨と覚えておきましょう。
特にEUからの離脱が今後どのような結果をもたらすのかには注目です。
英ポンド円(GBP/JPY)の値動き
次に英ポンド円の値動きを見ていきましょう。
- 総推移:大きいほど利益が出しやすい
- 高低差:狭いほど資金効率が良い
- 通貨の価格:安いほど資金効率が良い



①総推移
直近4年間の平均値で他通貨ペアを圧倒しての1位となっております。
1円あたりの総推移も米ドルに次ぐ2位となっており、利益が発生しやすい通貨と言えるでしょう。
②高低差
直近4年間の平均で他通貨ペアを圧倒してワースト1位です。
高低差が広すぎて資金効率が悪くなり兼ねません。
③通貨の価格
こちらもワースト1位です。
一時期よりは下落したものの、基本的に価格帯が高く資金量が必要な通貨となっております。
【メリット】
- 値動きが大きいので、上手く仕掛ければ利益を生みやすい
- 裁量トレードには向いている
【デメリット】
- 高低差が大きく、通貨の価格が高いため、資金量が必要で、資金効率が悪くなりがち
- 値動きが大きいので、リスクを取りすぎるとロスカットされる危険性が高い
- ブレグジットで先行きが不透明
値動きを味方につけられれば、大きく稼ぐことも可能です。
しかし、リスク管理が非常に難しい通貨なので、初心者にはあまりお勧めできない通貨ペアです。
英ポンド円(GBP/JPY)のトラリピ設定
前述した通り、リスク管理が難しい通貨ペアのため、初心者にはお勧めできません。
安全を可能な限り配慮した上で、利益を狙いにいく設定を検討してみました。
まずは過去の20年と10年の最高値と最安値を確認します。
過去20年の英ポンド円

過去20年間の最高値
251.110円(2007年7月)

過去20年間の最安値
116.800円(2011年9月)
過去10年の英ポンド円

過去10年間の最高値
195.850円(2015年6月)
2008年8月以降200円を超えていない。
これまで115円を割ったことはない。
最高値と最安値と上記事実を踏まえた上で、トラリピ設定を考えていきます。
トラリピ設定
定番のハーフ&ハーフ戦略を採用します。
リーマンショック以前が高すぎたと考え、また今後ブレグジットで英国が劇的に良くなることは考えづらいです。
そのため直近数年の値動きを参考にトラリピを仕掛けます。
買いトラリピ:130円~150円
売りトラリピ:150円~170円

買いロスカットライン:114.267円
売りロスカットライン:195.654円

200円を超えることは早々ないと思いますが、2015年の195円は軽視するべきではありません。
また買いに関しては115円を割ることは早々ないとは思いますが、ブレグジットの後の政策が失敗して英国が凋落することがあれば、最安値を更新する可能性は大いにあります。
このことを十分認識した上で、いざという時にロスカットラインを移動させるための余剰資金を用意しておいた方が安全です。
資金:100万円
【買いトラリピ】
範囲:130円~150円
注文本数:33本
1本あたり通貨:0.1万通貨
利益幅:700円
ロスカット:114.267円
【売りトラリピ】
範囲:150円~170円
注文本数:23本
1本あたり通貨:0.1万通貨
利益幅:700円
ロスカット:195.654円
シミュレーション

元本:100万円
利益:436,404円
平均不労所得:11,794円/月
141,536円/年
月利換算:1.1%
年利換算:14.1%
シミュレーションだけで見れば、悪くはない結果です。
しかし、他通貨ペアと比べて英ポンドはリスク管理が難しい通貨ペアということは覚えておいてください。
英ポンド円まとめ
今回、英ポンド円を改めて調べてみました。
噂通り、昔から激しい値動きをしており、一部では殺人通貨と言われる所以を思い知りました。
今後も先行きが非常に不透明な英ポンドなので、そのリスクを十分認識した上で運用しましょう。
それではまた。

当ページに掲載している情報については、その正確性・安全性等を保証するものではなく、あくまでも参考情報の提供のみを目的としており、特定の通貨の購入・売却を勧誘するものではなく、また取引の安全性を保証するものではありません。
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