
【トライオートETF】IWM(iシェアーズラッセル2000)の上場廃止(繰上償還)リスクについて
こんにちは、辺野もへじです。
以前にご紹介したQQQに引き続き、認定ビルダーの2億り夫婦さんが考案したIWM(米国小型株)の上場廃止(繰上償還)リスクについて検証いたしました。
いつもの検証フォーマットに沿ってご紹介をしていきますので、利用を決める際の参考にしていただければと思います。
上場廃止(繰上償還)リスクの要素については、TQQQの検証記事で詳しく解説しておりますので、こちらを参考にしてください。

IWMとは
IWMとは大手ETF発行会社である『BlackRock』が発行するETFの1つです。
今後の成長が見込まれる米国の小型株にまとめて投資できることが特徴です。一方で地盤がまだ強くない小型株は景気に敏感に反応します。
景気が悪くなると大きく影響を受けてしまいます。
その点では、値動きの上下を利用するトライオートETFには適した商品かもしれません。
詳しくは2億り夫婦さんやインヴァスト証券の解説を参考にしてください。

下記データはETF.comとETF DATABASEからの引用になります。
チェック項目①ETFの運用資産(AUM)
【チェック項目①】
5,000万ドル以上は上場廃止リスクが低い
IWMの運用資産:660億ドル
ETFの運用資産ランク:16位(約2,500ETF)
チェック項目②ETF発行会社の規模
【チェック項目②】
ETF発行会社の規模が大きいとETF事業から撤退しづらい
BlackRockの運用資産ランク:1位(約160社)
BlackRockの収益ランク:1位(約160社)
チェック項目③セグメント内のETFランク
チェック項目③
唯一性や競合ETFにおいて優位にあると上場廃止リスクが低い
小型株ETFランク:1位(10ETF)
チェック項目④ETFの取引量
チェック項目④
平均取引量が1,000万ドル以上あると上場廃止リスクが低い
IWMの平均取引量:56億ドル
上場廃止リスク総括
①ETFの運用資産:660億ドル〇
②ETF発行会社の規模:運用資産ランク1位〇、収益ランク1位〇
③セグメント内のETFランク:小型株ETFランク1位〇
④ETFの取引量:56億ドル〇
ETF.comの上場廃止リスク評価
LOW
QQQほどではないにしても、IWMは運用額が多く、投資家に人気のようです。
米国株への信頼の高さがうかがえます。
加えてETF発行者最大手のBlackRockが発行している人気のETFでもあることから、上場廃止(繰上償還)になる可能性は今のところ低そうです。
2億り夫婦さんのビルダーに魅力を感じたのであれば、運用して問題ないでしょう。
トライオートETFでレバレッジ型ETFが完全廃止になった際は、次の運用先の有力候補として挙がってくるかもしれません。
それではまた。
当ページに掲載している情報については、その正確性・安全性等を保証するものではなく、あくまでも参考情報の提供のみを目的としており、特定の投資商品の購入・売却を勧誘するものではなく、また取引の安全性を保証するものではありません。
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