
【トライオートETF】QQQの上場廃止(繰上償還)リスクについて
こんにちは、辺野もへじです。
TQQQの新規注文制限に伴い、認定ビルダーの方々が新たなビルダーを発表しました。
今回はその中で、あっきんさん、サトウカズオさん、鈴さんが採用されているQQQについての上場廃止(繰上償還)リスクについて確認いたしました。
正直、QQQが上場廃止になるのであれば、ほぼ全てのETFが廃止になると思われますが、念のため調べましたので参考にしていただければと思います。
上場廃止(繰上償還)の要素につきましては過去の記事で詳しく解説しておりますので、こちらを参考にしていただければと思います。

上記記事のチェック項目に沿って、確認していきます。
QQQとは

QQQとは、ETF発行大手である『Invesco PowerShares』が提供するETFの1つです。
NASDAQ100指数に連動して動くのが特徴です。
NASDAQ100はGAFAMを中心としたハイテク銘柄で構成されており、ここ20年は右肩上がりで成長しております。

銘柄の構成比率を見てわかる通り、IT系で多く占められており、今後も持続的な成長が見込まれます。
S&P500と並ぶ米国株投資の定番と言ってよいでしょう。
それでは次にQQQの上場廃止リスクについて、毎月月初に報告しているTQQQのフォーマットに沿って見ていきます。
下記データはETF.comとETF DATABASEからの引用になります。
チェック項目①ETFの運用資産(AUM)
【チェック項目①】
5,000万ドル以上は上場廃止リスクが低い
QQQの運用資産:1,831億ドル
ETFの運用資産ランク:5位(約2,500ETF)
チェック項目②ETF発行会社の規模
【チェック項目②】
ETF発行会社の規模が大きいとETF事業から撤退しづらい
Invescoの運用資産ランク:4位(約160社)
Invescoの収益ランク:3位(約160社)
チェック項目③セグメント内のETFランク
チェック項目③
唯一性や競合ETFにおいて優位にあると上場廃止リスクが低い
NASDAQ100連動型ETFランク:1位(8ETF)
チェック項目④ETFの取引量
チェック項目④
平均取引量が1,000万ドル以上あると上場廃止リスクが低い
QQQの平均取引量:114億ドル
上場廃止リスク総括
①ETFの運用資産:1,831億ドル〇
②ETF発行会社の規模:運用資産ランク4位〇、収益ランク3位〇
③セグメント内のETFランク:NASDAQ100連動型ETFランク1位〇
④ETFの取引量:114億ドル〇
ETF.comの上場廃止リスク評価
LOW
やはり圧倒的な実績ですね。正直、調べるまでもなかったと思います。
冒頭でも申し上げましたが、QQQが上場廃止になる時は、ほぼすべてのETFが廃止になっておりますので、QQQの運用を検討されている方は安心して良いかと思われます。
上場廃止リスクについては調べるまでもなかったですが、QQQやInvescoの立ち位置について勉強する機会が得られて良かったです。
私はTQQQが完全廃止になるまではQQQに手を出すつもりはありませんが、皆様の参考になれば嬉しいです。
それではまた。
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