
トラリピ新戦略始動!新通貨ペア追加【EUR/JPY、AUD/NZD】
こんにちは、辺野もへじです。
今回は2月1日から開始した新戦略についてご紹介したいと思います。
なんで、今になって新戦略?
最近は値動きが少なく、資金の稼働率が悪く感じたので、思い切って新戦略に舵を切りました。
現在、トラリピには発生利益も含めて550万円の資金を投入しています。
私にとって550万円は大金なので、かなりリスクを抑えた安全運用をしておりました。
それでも十分な利益を出してくれていましたが、最近はCAD/JPYの値動きに物足りなさを感じておりました。
コロナショック時の働きぶりを目の当たりにしているので、尚更です。
先月もある程度のレンジで停滞してしまっているので、実質未稼働の資金が多く、もったいないと考えておりました。
そこで様々な方の運用を参考にして、比較的安全に運用できると思った新戦略を策定いたしました。
今回は新戦略についてご紹介いたします。
2月1日から始動しているので、結果は随時ご報告いたします。
マルチハーフ戦略(EUR/JPY売りトラリピ)
マルチハーフ戦略とはトラリピ定番のハーフ&ハーフ戦略を応用した戦略です。
ハーフ&ハーフ戦略(おさらい)
通常のハーフ&ハーフは1つの通貨ペアで買いトラリピと売りトラリピを設定します。

ハーフ&ハーフ戦略は買いと売りで別資金を用意する必要がないため、非常に資金効率の良い戦略です。
100万円の資金で買いトラリピ100万円分、売りトラリピ100万円分を仕掛けることができます。
私もこれまではCAD/JPYでハーフ&ハーフ戦略を採用しておりました。

買いトラリピ:75円~85円【550万円】
売りトラリピ:85円~95円【550万円】
堅実な設定ではありましたが、直近は80円~82円あたりをうろうろと推移しており、少し物足りなさを感じておりました。
そこで今回採用したのが、マルチハーフ戦略です。
マルチハーフ戦略(EUR/JPY)
マルチハーフ戦略は1つの通貨ペアで買いトラリピ、もう1つ別の通貨ペアで売りトラリピを設定する戦略です。
この戦略はあっきんさんとめがねこさんの設定を参考にさせていただきました。
CAD/JPYの買いトラリピは維持しつつ、売りトラリピは一旦解除。
新たにEUR/JPY(ユーロ円)の売りトラリピを追加いたしました。

イメージとしては、CAD/JPYの売りトラリピの代わりに稼働させていると考えてください。
ハーフ&ハーフ戦略を2種類の通貨ペアでマルチに実施するので、マルチハーフ戦略と呼ばれています。

マルチハーフ戦略の最大のメリットは
追加資金0円で買いトラリピと売りトラリピを同時稼働できることです。
CAD/JPYの通常のハーフ&ハーフでは現状、売りトラリピが稼働していませんでした。
それは悪いことではなく、同時稼働しないからこそ、資金が少なくて済むのです。
本来、資金を追加せずに新たに通貨ペアでトラリピを始めることはリスクです。
なぜならば、同時に含み益が積み上がる分には問題ないですが、一方で同時に含み損が膨れ上がった場合、ロスカットラインが近づいて管理が難しくなってしまうからです。
なぜEUR/JPY(ユーロ円)で可能なのか?
なぜ、『CAD/JPYの買いトラリピ』と『EUR/JPYの売りトラリピ』が共存できるのか?
その秘密は値動きの相関係数にあります。


上図はCAD/JPYとEUR/JPYの相関係数を示したものです。
見てわかる通り、相関係数が0.8以上の期間がほとんどを占めております。
それはチャートにも表れております。

CAD/JPYが上がれば、EUR/JPYも上がる
CAD/JPYが下がれば、EUR/JPYも下がる
しかし、CAD/JPYと相関係数が高い通貨ペアは他にもあります。
その中でEUR/JPYを選んだ理由は価格帯です。

現在の価格帯は120円~130円を推移しており、高値圏にいると見なしました。
高値圏にいるので、値動きは下落傾向が強いと考え、売りトラリピを仕掛けます。
以上のことが想定通りに動いてくれれば、
CAD/JPY、EUR/JPYが上がった時、
⇒CAD/JPYは含み益が膨らみ、EUR/JPYは含み損が膨らむ
CAD/JPY、EUR/JPYが下がった時、
⇒CAD/JPYは含み損が膨らみ、EUR/JPYは含み益が膨らむ
つまり、同時稼働させたとしても値動きの相関係数が高いので、
2つ同時に含み損が膨らむ可能性は低い
そのため、通常のハーフ&ハーフ同様、追加資金0円で稼働可能であり、
値動きがどちらに動いても、利益が発生する可能性が高い
ということになります。
EUR/JPYの設定
資金:520万円(実質0円)
範囲:120円~140円
注文本数:62本
1本あたり通貨:0.2万通貨
利益幅:1,000円(500円/0.1万通貨)
ロスカット:165.349円

直近の動向を鑑みて、トラリピは120円~140円の範囲に設定しております。
またロスカットラインについてはかなり余裕を見た設定にしております。
EUR/JPYの設定詳細については別記事でご紹介させていただきます。
ヒット&アウェイ戦略(AUD/NZDハーフ&ハーフ)
もう1つの新戦略はAUD/NZD(豪ドル/ニュージーランドドル)です。
こちらは若干出遅れた感は否めませんが、資金30万円で開始をしました。
AUD/NZDを選んだ理由
理由は言うまでもないかもしれません。
AUD/NZDはトラリピ史上最強通貨ペアとも呼ばれております。
- 狭いレンジで値動きが多い
- ショック相場に強い
①狭いレンジで値動きが多い


②ショック相場に強い

以上のことからAUD/NZDは非常にトラリピ向きの通貨ペアです。
AUD/NZDの設定
今回はCAD/JPYの未稼働トラリピの本数を減らし、30万円を捻出いたしました。

資金30万円
【買いトラリピ】
範囲:1.04NZドル~1.07NZドル
注文本数:34本
1本あたり通貨:0.1万通貨
利益幅:6NZドル(約450円)
ロスカット:0.9766NZドル
【売りトラリピ】
範囲:1.07NZドル~1.1NZドル
注文本数:34本
1本あたり通貨:0.1万通貨
利益幅:6NZドル(約450円)
ロスカット:1.1562NZドル

資金が30万円と少ないので、値動きが激しい中心地に絞って設定しております。
「しっぽと頭はくれてやる」の精神です。
基本戦略(ヒット&アウェイ)
このAUD/NZDは10年~20年の長期スパンでは考えておりません。
理由は高値圏の存在です。

現在は1.05NZドル近辺で推移しておりますが、10年前には1.3NZドル台が普通でした。
そのため再び高値圏に向かう可能性があります。
では高値圏へ向かう理由は何か?
答えは金利差です。



最高値1.37960NZドルを記録した2011年はオーストラリアとニュージーランドの金利差が大きくなっていることがわかります。
つまり金利差が拡大すると、AUD/NZDは高値圏に向かう傾向があるということです。
数年間はコロナショックの影響を引きずり、金利差がそこまで広がることはないと思われます。
しかし、10年20年後は何もわからないので、金利差が拡大する段階でトラリピを停止し、逃げ切る戦略です。

2018年1月からのシミュレーション(約3年)をしたところ、30万円を超える利益が出る想定です。
3~5年後に、急な値上がりで最悪ロスカットされたとしても、元本は回収できる算段です。
しかし、証拠金は他のCAD/JPYとEUR/JPYと共有のため、いつまでもロスカットされず、他トラリピを危険にさらす可能性があるので、早めの損切をする予定です。
短期で稼ぎ、雲行きが怪しくなったら、即損切をして逃げる。
AUD/NZDのヒット&アウェイ戦略です。
新戦略まとめ
①マルチハーフ戦略
資金:520万円
買いトラリピ:CAD/JPY
売りトラリピ:EUR/JPY
②ヒット&アウェイ戦略
資金:30万円
買いトラリピ:AUD/NZD
売りトラリピ:AUD/NZD
トラリピは2月1日からこの戦略で始動します。
今後の状況については、随時ご報告していきますので、皆様の参考になればと思います。
月々の不労所得が増えてくれることを願います。
それではまた。
トラリピについての記事はこちら
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