
【トラリピ】初心者必見!100万円運用で年利10%を目指す【カナダドル円】
こんにちは、辺野もへじです。
今回は100万円を元手に年利10%。つまりは月1万円前後の不労所得を目指すトラリピの設定についてご紹介します。
実は私の母がトラリピに興味を持ち、100万円を元手に2月から開始することになりました。
今回ご紹介する設定は私が考えて、実際に母が設定したものになります。
選定した通貨ペアはカナダドル円(CAD/JPY)になります。
本当は私が運用している通貨ペアとは別の豪ドル/NZドル(AUD/NZD)ペアあたりが良かったのですが、万全を期すために同じ通貨ペアを選定しました。
今後は実際の経過も含めてご報告をしていく予定です。
皆様の参考にしていただければと思います。
選定通貨ペア:カナダドル円
カナダドル円を選定した理由は以前の記事でご紹介させていただいた通りです。
端的にまとめますと、トラリピで大切な3要素においてカナダドル円ペアが他のペアと比べて優れているからです。
- 総推移:上下の値動きの合計
- 高低差:高値と安値の幅
- 通貨の価格:通貨を買うのに必要な資金(円)
それぞれが大切な理由は以下の通りです。
- 総推移:大きいほど利益が出しやすい
- 高低差:狭いほど資金効率が良い
- 1通貨の価格(円):安いほど資金効率が良い
この3要素においてカナダドル円は優れた数字を示しております。
円とのペアで過去の数字を見てみると、


上図は過去4年のデータをグラフにまとめたものです。
上に行くほど資金が必要で、右に行くほど稼ぎやすいことを表しています。
カナダドル円はポンド円(GBP/JPY)やドル円(USD/JPY)よりは稼げませんが、資金量は少なくて済むという結果となっております。
またほぼ同等のニュージーランド円(NZD/JPY)と高低差を比較すると
NZD/JPY:10.770円
CAD/JPY:10.386円
わずかにカナダドル円の方が高低差が狭いので、トラリピにおいては優れていると言えます。
つまり、円とのペアにおいて
カナダドル円は最も資金効率の良い通貨ペア
であることがわかります。
トラリピ最強と言われる豪ドル/ニュージーランドドル(AUD/NZD)もあります。
それにも関わらず、円とのペアに絞った理由としては、
初心者がリスク管理する上で、慣れない数字だと管理しづらいからです。
トラリピにおいてはリスク管理が最も重要です。
そのため相場の感覚を掴みやすく、管理しやすい円とのペアにしました。
トラリピ設定
トラリピ設定
カナダドル円を100万円で運用する設定は以下の通りです。


仕掛ける範囲は私が運用しているトラリピの設定と同じです。
これは過去20年の値動きを見て、85円を真ん中と定めてハーフ&ハーフ戦略を採用しています。
ロスカットラインも過去20年の値動きを分析した上で決めました。
ただし万が一の暴落・暴騰の際の追加資金があることを考慮して、私の設定よりもロスカットラインを狭めております。
リスク管理については後ほどご説明いたします。
損益シミュレーション
設定を決めたところで、別記事でご紹介したトライオートを利用したシミュレーションを行います。
期間は2018年1月~2021年1月末の37か月です。


元本:100万円
買いトラリピ:486,501円
売りトラリピ:75,110円
合計:561,611円
平均不労所得:15,178円/月
:182,136円/年
月利換算:1.5%
年利換算:18%
過去の相場でシミュレーションした結果、月平均15,000円の不労所得が入る結果となりました。
年利換算で18%と上出来です。

皮算用が捗りますね。
ただし、資産運用とリスクは切っても切り離せません。
次にリスク管理策についてご説明いたします。
リスク管理策
リスク管理をする上で過去20年の最高値・最安値を念頭に置く必要があります。

過去20年の最高値:125.570円(2007年11月)
2010年以降、100円を超えたのは2014年11月~2015年6月の間のみ

過去20年の最安値:68.420円(2009年1月)
2009年1月以降、72円を割ったことは一度もない
以上のことを踏まえて、設定のロスカットラインを見てみましょう。

いずれも過去10年において到達したことのない価格に設定できております。
ただし、未来のことは誰にもわからないので、今後もこのレンジで動くとは限りません。
トラリピにおいてはロスカットをされずに、生き残ることが最も大事です。
相場が激変した時に備えて、あらかじめロスカット回避策を設定しておきます。


万が一、ロスカットラインに3円近づいた際は、ロスカット回避のために資金を投入します。
買いトラリピも売りトラリピも30万円を投入すれば、4円以上ロスカットラインを移動させることができます。
生き残りさえすれば、為替のレンジはいずれ元に戻ることがほとんどです。
2020年のコロナ相場のように、元のレンジに戻る過程で大きな利益を生んでくれます。※私の実績は別記事参照
ロスカット回避策のために投入した資金は、元のレンジに戻った際に回収すれば良いのです。
とにかく、ロスカットラインを覚えておき、絶対にロスカットされないように管理することが大切です。
トラリピで損失が出た方の大半が、リスク管理ができていないことが理由です。
強制ロスカット:暴騰・暴落相場を考慮しない設定はNG
損切:含み損に驚いて、手動で損切してしまうことはNG
※設定を変えたい意図があっての損切はこの限りではありません。
為替の最大の特徴はレンジ相場です。
相場の上下が利益につながるため、仕組み上、含み損は必ず発生します。
含み損は利益の源泉と考えましょう。
まとめ
繰り返しになりますが、トラリピはリスク管理が最も重要です。
同じ設定にされる方がいらっしゃれば、リスク管理だけは注意してください。
この設定は万が一の暴騰・暴落の時は、少なくとも50万円は追加入金できる方向けの設定となっております。
その点を十分理解した上で運用していきましょう。
今後、このカナダドル円の100万円運用も随時報告していきます。
皆さんの参考にしていただければと思います。
それではまた。
当ページに掲載している情報については、その正確性・安全性等を保証するものではなく、あくまでも参考情報の提供のみを目的としており、特定の通貨の購入・売却を勧誘するものではなく、また取引の安全性を保証するものではありません。
投資・売買に関する最終決定はご自身で判断いただきますようお願いいたします。