トライオートETF

【トライオートETF】IFD注文で自動売買を再現する方法

【トライオートETF】IFD注文で自動売買を再現する方法

こんにちは、辺野もへじです。

インヴァスト証券のTQQQ自動売買制限について、界隈では大騒ぎになっております。

しかし、私も含め、皆さんがインヴァスト証券に問い合わせた結果、非常に丁寧な対応であったことからも、会社としてはTQQQを続けたいという思いを感じられ、すぐにTQQQ完全終了はないように思えました。

【トライオートETF】TQQQ自動売買の稼働制限に伴う対策。永続的にTQQQを利用する手法について現段階で出揃っている情報から今後もTQQQを利用できる手法「メタモンビルダー戦術」を考えましたので、ご紹介したいと思います。...

そのため既存の自動売買設定まで停止することはないように思えますが、備えあれば憂いなしです。

マニュアル注文だけになった場合に備え、IFD注文で自動売買を再現する方法を知っておいて損はありません。

トレードに慣れている人からすれば簡単なことかもしれませんが、トレードに慣れていない人のため、そして私自身の確認のために手法をまとめましたので、本記事でご紹介いたします。

IFD注文とは?

IFD注文とは「If done」注文の略。

「もし(If)〇〇円になったら買って、〇〇円になったら決済(done)する」という注文をしたい時に使う方法です。

つまり《新規注文》《決済注文》を同時にするということです。

上図は為替の例ですが、99円になったら買って、101円で売ることで2円の利益を得たい時にIFD注文を使います。

「もし(If)99円になったら買って、101円になったら決済(done)する」といった具合です。

自動売買再現方法

ではこのIFD注文を使って自動売買を再現する方法をご紹介いたします。

ビルダー機能と異なる点は下記の通りです。

  1. 1つずつ注文する必要がある
  2. 新規注文⇒決済注文約定後、再度発注する必要がある
  3. 注文は10口以上のみ

リピート系自動売買最大の強みである「一括注文」「自動再注文」の2つができなくなったので、それらを手動で注文する必要があるということです。

注文が「10口以上のみ」の理由は不明ですが、ルールなので仕方がありません。

設定の算出

設定の算出についてはこれまでと同じです。

皆様の算出方法を用いて設定したい注文を算出してください。

私が作成した算出表は下記記事からダウンロードしてご使用ください。

【トライオートETF】必要証拠金とロスカットレートの簡単解説+《算出表公開》今回は基本に立ち返り、必要証拠金とロスカットレートについて簡単に解説いたします。 また、ロスカットレートに応じた必要資金の算出表を作成いたしましたので、皆様に公開いたします。 必要な方はダウンロードして活用いただければと思います。...

設定例
  1. 現在価格:125ドル
  2. 資金:500万円
  3. 注文範囲:130ドル~100ドル
  4. 注文本数:38本
  5. 注文口数:10口
  6. 利確幅:5ドル

上記内容を設定していきます。

前述した通り、1本ずつ手動注文する必要があるので、上記例ですと38回IFD注文をします。

指値と逆指値

IFD注文時、「買い」で入る場合、現在価格より上値に注文する場合は「逆指値」、下値で注文する場合は「指値」で注文を入れます。「売り」で入る場合は場合はその逆になります。

慣れておらず混乱しそうでも、システム上は間違えて入力できないようになってますので、安心していただければと思います。

そういうものだと理解していただければOKです。

現在価格より上値のIFD注文

「もし(If)130ドルになったら10口買って、135ドルになったら決済(done)する」を注文する場合は下図のように注文をします。

⑥⑨は注文の有効期限となります。いつまでに約定しなかったら注文を取り消すというものです。自動売買を再現するにあたっては「無期限」を設定してください。

⑩をONに設定すると、⑪を押した際に確認画面が出ます。自動売買を再現するにあたっては手動注文を多くするので、慣れてきたらOFFにすることをおすすめします。作業効率が上がります。

現在価格より下値のIFD注文

「もし(If)120ドルになったら10口買って、125ドルになったら決済(done)する」を注文する場合は下図のように注文をします。

⑥⑨は注文の有効期限となります。いつまでに約定しなかったら注文を取り消すというものです。自動売買を再現するにあたっては「無期限」を設定してください。

⑩をONに設定すると、⑪を押した際に確認画面が出ます。自動売買を再現するにあたっては手動注文を多くするので、慣れてきたらOFFにすることをおすすめします。作業効率が上がります。

注文の確認

上記2つのIFD注文を入れると「注文照会」の一覧には下記のように表示されます。

このような手順でIFD注文を本数分設定していきます。

注文状況の管理

前述した通り、一度《新規注文⇒決済注文》が約定すると、IFD注文は消えてしまいます。

そのため自動売買を再現するにあたっては、再度発注し直す必要があります。

発注画面の「約定照会」「建玉照会」「注文照会」を見ながら注文状況を管理しましょう。

注文状況の管理には算出したExcelシートを加工して活用するのがおすすめです。

注文状況を追記することで、再発注する必要がある注文を可視化しましょう。

まとめ

今回はIFD注文による自動売買の再現方法をご紹介しました。

IFD注文による自動売買再現方法
  1. 設定を算出
  2. 1本ずつIFD注文
  3. 新規注文⇒決済注文約定後、再度IFD注文

手動で再現するためには「1本あたり10口以上注文できる資金力」「注文状況を把握する管理力」「それらを続けられる根気強さ」が必要になります。

とは言え、記事の冒頭でも申し上げた通り、直近でTQQQの自動売買完全停止は正直考えづらいです。

現段階では頭の片隅に置いておく程度で良いと思います。

8/1以降は以前の記事でご紹介した「メタモンビルダー戦術」で対応予定です。

【トライオートETF】TQQQ自動売買の稼働制限に伴う対策。永続的にTQQQを利用する手法について現段階で出揃っている情報から今後もTQQQを利用できる手法「メタモンビルダー戦術」を考えましたので、ご紹介したいと思います。...

辺野もへじ

TQQQが正常化することを祈りながら待ちましょう。

それではまた。

トライオートETF

当ページに掲載している情報については、その正確性・安全性等を保証するものではなく、あくまでも参考情報の提供のみを目的としており、特定の投資商品の購入・売却を勧誘するものではなく、また取引の安全性を保証するものではありません。

投資・売買に関する最終決定はご自身で判断いただきますようお願いいたします。