
【トライオートETF】TQQQ自動売買の稼働制限に伴う対策。永続的にTQQQを利用する手法について
こんにちは、辺野もへじです。
2021年7月16日、トライオートETFを提供するインヴァスト証券から突如TQQQ自動売買の稼働制限について発表がありました。
SNS上ではTQQQユーザーの間で大騒ぎになっております。
そこで現段階で出揃っている情報から今後もTQQQを利用できる手法を考えましたので、ご紹介したいと思います。
ただし、今後更なる制限の可能性もあるとのことなので、常に最新の情報には注意してください。
TQQQ制限内容
7/16にインヴァスト証券から発表された内容は下記の通りです。
制限の理由については良くわからず、憶測を並べても仕方がないので、重要な事実だけを確認します。
【重要なポイント】
- 現在の稼働している自動売買注文は継続利用可能
- 稼働停止や再開も通常通り可能
- マニュアル注文はこれまで通り可能
③のマニュアル注文については、自動売買が完全停止された場合の次の対応になるので、本記事では触れません。
①②から読み取れることは7/31までに設定した注文は8/1以降も継続利用可能ということです。
※7/19インヴァスト証券より回答があり、全停止も問題なく再稼働できるとのこと。
これらのお知らせ情報を基に、今後もTQQQを継続利用する手法をご紹介いたします。
メタモンビルダー戦術
イメージしやすいように対策に名前をつけました。
ポケモンのメタモンのように様々な姿かたちに変化するビルダーで対応する戦術です。
これまでと変わらない設定を可能にすることを目指した戦術です。
①メタモンビルダーの事前準備
事前準備としてメタモンビルダーを複数用意します。
ビルダー機能の「マルチカスタム」で下記注文設定のビルダーを作成します。
作業する際は相場が動いていない時間に実施することをお勧めします。

最も大事なのは「注文本数」を《100本》にすることです。
これはあらゆる設定に対応するために必要になってきます。

作成後、注文をただちに全停止させます。
以降繰り返しでメタモンビルダーを複数作成します。

数の目安としては5~10個くらいかなと思います。心配な方はもう少し多くても結構です。
もっと少なくても本質的には対応可能ですが、管理が面倒になるので5個以上あると良いかと思います。
これで事前準備は完了です。
②メタモンビルダー戦術手順(8/1以降)
仮設定として、既存で稼働している設定を下記の通りとします。
【仮設定】
運用資金:100万円
既存設定:130~100ドル
8/1以降に上限130ドルを超えて、注文設定範囲を超えた場合、メタモンビルダーの出番となります。
ⅰ設定を算出
既存の130~100ドルの注文設定を停止し、新たな注文を140ドル~110ドルに設定するとします。
私の場合、あっきんさんの算出表「トライオートETF運用プラン作成シート」を利用しているため、そちらを使用して設定を算出します。
ご自身で独自に算出していたり、他の方の算出表を参考にしている方はそちらでも構いません。

運用資金を基に、設定を算出します。
あっきんさんの表が優れているのは注文価格も算出してくれる点です。
ⅱメタモンビルダーの設定
設定の算出が完了したら、メタモンビルダーを変身させます。
ここからかなり手間が掛かりますが、背に腹は代えられません。
この作業は間違えて設定してしまう場合に備え、市場が閉まっている時間に実施することを推奨します。


全停止になっていると設定変更できないため、稼働をONにしながら設定を変更していきます。

ⅰで算出した設定を1つずつ設定していきます。
今回の場合、1番上の注文価格は140ドルのため、「エントリー価格」と「カウンター値(ドル)」を140に変更します。口数は1口なのでそのまま、利確幅も5ドルと設定する場合はそのままとなります。
変更が完了したら「完了」を押します。
これで1つの注文が完了です。
あとはこれを注文本数分繰り返し変更していくことで、新しい注文設定が完了します。
ⅲトッピングや追加入金への対応
利益をトッピングしたい時や追加入金分を新規で設定したい時もⅱと同じ手順で設定すれば可能です。
メタモンビルダーを複数用意したのも、トッピングや追加入金を考慮したためです。
ⅳメタモンビルダーを使い果たした場合
変化させた後、使われなくなったメタモンビルダーがあるはずなので、そちらの設定を再度変更すれば如何様にでも対応できます。
仮に全てのメタモンビルダーが稼働中の場合でも、全てのメタモンビルダーが100本の注文を稼働させてる訳ではないはずなので、稼働していない注文の設定を変更して対応も可能です。
例:メタモンビルダーAは100本中70本を稼働させているが、30本が未稼働←この未稼働注文の設定を変更して使用する。
もしくはトッピング用のメタモンビルダーを決めて、数万円のトッピングはそちらで全て対応するのも良いかもしれません。

【トッピング例】
- 125ドルに2口トッピング
- 128ドルに3口トッピング
③万が一メタモンビルダーが使用できない場合
現段階の情報ではあらかじめ設定してあるビルダーはこれまで通り操作できるという理解ですが、今後の制限等で全停止中のビルダーは使用不可など、様々なことが想定されます。
その場合の対策として
①100ドル~1ドルに設定したメタモンビルダーのうち、到底下がってこないような1ドルの注文だけ稼働させる
②メタモンビルダーは諦め、既存でポジションを持って稼働している設定を変更する
いずれにしろ、あらゆることを想定していた方が良さそうです。
最後に
本記事の情報は2021年7月17日時点での情報になります。
実際に8/1蓋を開けてみたら、想定外の制限が掛けられてメタモンビルダー戦術を使用できない可能性もあります。
今後更なる情報が発表された際は随時情報を更新していきますが、間に合わない場合もありますので、最新の情報はインヴァスト証券HPやSNSなどでも収集をお願いいたします。
この局面、皆さんの知恵、アイディア、情報収集力で何とか乗り切りましょう!
それではまた。
当ページに掲載している情報については、その正確性・安全性等を保証するものではなく、あくまでも参考情報の提供のみを目的としており、特定の投資商品の購入・売却を勧誘するものではなく、また取引の安全性を保証するものではありません。
投資・売買に関する最終決定はご自身で判断いただきますようお願いいたします。