
【トライオートFX】おすしさん考案《年利90%設定》の検証
こんにちは、辺野もへじです。
今回は投資系ブロガーのおすしさんが考案されたトライオートFXの年利90%設定を検証していきたいと思います。
おすしさんの設定を始めるにあたり、私なりに注意しておくべき点を整理・確認しておきたかったので、記事にしました。
おすしさんの記事でも考え方やリスクについて詳しく記載されておりますので、そちらも参考にしていただければと思います。
本記事は収益面よりも、リスク面に焦点を当てた記事になります。
皆様も頭の片隅においておくと良いかもしれません。
トライオートFX(おすしさん)の特徴
USD/JPY(ドル円)、CHF/JPY(スイスフラン円)、AUD/NZD(オージーキウイ)、EUR/GBP(ユーロポンド)の4つの通貨ペアを駆使した運用です。
特徴としては大きく3つ挙げられます。
- 高効率:資金50万円で年利90%を狙える
- 低リスク:〇〇ショックに強い
- いつでも辞めやすい:含み損が少ない

①高効率:資金50万円で年利90%を狙える

2018年1月から約3年間のシミュレーションで期間損益+150万円を叩き出しております。
50万円を元手に50万円/年を稼いでいる計算になります。
②低リスク:〇〇ショックに強い

2019年の年始に起きたフラッシュクラッシュ(ドル円がわずか10分で5円以上下落)と2020年のコロナショック。
2つの急相場を経験しつつも、損失を喰らうどころか、より利益を生み出しています。
③いつでも辞めやすい:含み損が少ない

含み損は常に0円に近い位置で推移しております。
つまり、急に資金が必要になった際に、含み損を最小限にとどめて運用を停止し、出金できるということです。
4通貨ペアの相関係数


直近1年(2021年2月起点)の相関係数を見ると、相関係数が高すぎるペアはありません。
ドル円は全ての通貨ペアに対し、マイナスの相関係数で-0.5前後。
その他の通貨ペアはドル円を除き+0.5前後と±1.0に近い通貨ペアはありません。
このことから値動きの分散ができる通貨ペアの組み合わせと言えるでしょう。
次に10年スパンではどうか確認してみましょう。
【各通貨ペアの10年間の値動き】

こちらは左端の約10年前を0として、今日まで何%増減したかのグラフになります。
見てわかる通り、増減の%は+と-方向に分散していることがわかります。
つまり同じ値動きをしづらいという意味です。
①USD/JPY(米ドル円)10年チャート

②CHF/JPY(スイスフラン円)10年チャート

③AUD/NZD(オージーキウイ)10年チャート

④EUR/GBP(ユーロ円)10年チャート

10年間のチャートを並べてみても、値動きや値幅が異なることがわかります。
大きく動いた2013年~2015年にかけても、2ペアは上昇、2ペアは下落しております。
リスクの分散において大切な値動きの分散が可能な通貨ペアの組み合わせと言えるでしょう。
各通貨ペアの設定確認
USD/JPY(米ドル円)


CHF/JPY(スイスフラン円)


AUD/NZD(オージーキウイ)


EUR/GBP(ユーロポンド)


各通貨ペア共に直近の値動きの範囲で設定しています。
しかし10年間の間には大きく注文範囲を外れていることは頭の片隅に入れておいた方が良いでしょう。
一度起こったことは、また大きなイレギュラーがあった際に起こる可能性があります。
トライオートFX(おすしさん)の心構え
少ない資金で年利90%は圧倒的な数字です。
だからこそ、直近の値動きに狙いを絞った設定であることは理解しておくべきです。
シミュレーション通り、年利90%を叩き出してくれたのなら、安易に同じ設定で再投資せずに、元本分は口座から引き抜いて確保しておいた方が良さそうです。
あと数年はコロナの影響もあるので、同じ値動きで推移するとは思いますが、いつでも損切して逃げられるような心構えをしておきましょう。
とはいえ、1年とちょっとで元本まで回収できてしまうのは驚異的です。
元本確保した段階で、出口戦略も考えておきましょう。
当ページに掲載している情報については、その正確性・安全性等を保証するものではなく、あくまでも参考情報の提供のみを目的としており、特定の投資商品の購入・売却を勧誘するものではなく、また取引の安全性を保証するものではありません。
投資・売買に関する最終決定はご自身で判断いただきますようお願いいたします。